youbrand ACADEMY ブランディングの思考術と実践術が身につくエグゼクティブプログラム
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managed by id10 japan セミナーに参加する前に事前に学ぶ かおりブランディング
「3人の専門家が集まって明かす、セミナーでは話さないこんな話。」進行:澤田且成(アイディーテンジャパン株式会社 代表取締役)
語り手:片岡郷さん(アットアロマ株式会社 代表取締役)
松林宏治さん(株式会社共生エアテクノ 代表取締役)2.今の仕事の魅力は?


澤田 次に、今の「仕事の魅力」ということについてお話しいただけますでしょうか? 逆にいうと、自分の人生からこの仕事がなくなったら、どうなるだろうかという話でも結構です。
お客様から評価されて、社員が喜ぶ感動を分けてもらうのが僕の幸せ
片岡 私の場合、仕事が人生を支えているすべてみたいなところがありますからね。一番の魅力は、たぶん、ものすごくクライアントの業界が広いことですね。いろんな人とお仕事ができるというところが一番の魅力だと思います。 車のメーカーさんもいれば、それこそ病院もあれば、アパレルもあれば、ホテルもあれば、さまざまな業界の方々とお仕事をさせていただいて、サービスやモノの提供ができるということは、すごくこの上ない幸せですね。
澤田 「この仕事をやっていて本当によかった」と、一番思ったときはどんなときですか?
片岡 一番よかったと思うときは、社員が涙を浮かべて喜んでいる姿を見たときですね。どういうことかと言いますと、社員がお客さんから仕事をいただいて空間をつくった後に、お客さんのお客さんの「いいかおり」とか「すごく癒される」といった喜びの声を聞く機会があるんです。現場で聞いたり、人づてに聞いたりとか。例えば、ホテルの利用者の口コミの書き込みだとか、いろんなのがあるんですが、それを社員が見たときに、自分がやった仕事でそういう反応があると、やはり涙を浮かべて喜んでいるときがあるんですね。そういう姿を見ると、私もジーンと感動します。

私たちの仕事は一見すごく華やかに見えますが、実際はそういうわけではありません。実際にやる仕事の内容は見た目ほど華やかではなくて、優雅に泳ぐ白鳥も水面下では足をバタつかせているように、私たちの仕事もそういう部分があるわけです。ネット(ヘルメット?)をかぶって工事現場に入っていって、工事のおっちゃんに怒られたりとか、いろんなことがあるわけですよ。

そうした中で、きちんと空間のデザインができて、その結果、エンドユーザーから評価されたときというのは、社員にとってはやはりこの上ない幸せなんでしょうね。その幸せを分けてもらったときは、やはりすごく自分も感動しますよね。
澤田 うれしいですよね。憧れて入ってきた方が、いろいろ悩まれる中で現実を知って、その上でお客様から褒められたときというのはね。
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死んでしまいそうなにおいとは?
澤田 松林さんはいかがですか? これまでの業務の中で一番思い出に残っていること、もしくは一番臭かった記憶だとか(笑)、何かあれば教えていただけますでしょうか?
松林 いちばん臭かったにおいというのは、人の本能が明らかに嫌がるにおいで、それは何かというと、やはり死体のにおい。これが一番きつかったですね。もっと臭いにおいはたくさんあって、本当に何分も嗅いでいたら死んでしまうようなすごいにおいもあるんですが、それでも死体のにおいには敵いませんね。
澤田 そういうときは服にもにおいがつくんじゃないですか?
松林 もう服どころか身体中に浸み込んじゃって、お風呂に入って帰ってもまだなんか臭いますね。
澤田 映画『おくりびと』のシーンような……。
松林 まさにそんな感じですね。
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「ここまでやってくれるの!」の言葉が嬉しくて……・
澤田 思い出に残っていることや、やっていてよかったなと思うことって、何かありますか?
松林 やはり僕らの場合は、「このにおいをとらないと、その会社の存続すら危うい」という切羽詰った状況を何とか解決できたときですね。以前やった、ある産廃処理業者さんの場合は、もうこのままだと悪臭情報が多すぎて定期免許更新が役所からおりないという状況でした。

そういうところを助けてあげると、当然その会社は存続できるようになりますし、近隣の住民さんも喜びますし、住民さんと企業の間で板挟みになっていたお役人の方からも「おお、よくやってくれた」と、お褒めの言葉をいただけるということで、いろんな方から「ありがとう」の言葉をいただけるんですね。これってすごく大きいことだと思います。

じつは、その産廃処理業者さんの臭気対策をやったとき、最初は役所からも「お前らみたいな脱臭業者がいっぱい来たけれど、無駄ガネを使わせただけで全然ダメだった。だから、お前たちも、どうせダメだろう」みたいなことを言われました。でも、「私たちは、こういうふうにやりますから大丈夫です」と言って、もう3年が経ちましたが、今まで苦情はゼロです。
役所の方からも「ここまでやるとは思わなかった」と言ってもらえたりして、そういうのはすごく印象に残っていますね。
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いいものがいいものとして伝わらない……。こんなに悔しいことはない
片岡 澤田さんはコンサルティング業務をされていますが、クライアントの共通の悩みってありますか?
澤田 ありますね。業界や会社規模に関係なく、ブランド戦略を考える経営者やご担当者の方々は同じ悩みを持たれています。調査、ネーミング、デザイン、マーケティング企画など、さまざまなご相談を受けますが、悩みの根源を探っていくと、魅力を見つけられていない、魅力を伝えようとしていないことにあると感じています。
松林 まだまだ魅力の本質までたどり着いていないって感じでしょうか?
澤田 はい、そうです。「いいものをつくりたいけれど、いいもののネタがない。だから、つくれない」といった言葉をよく聞きますが、じつは、その会社が本来持っているステキなことに気づいていないし、気づこうとしていないことに問題があるんです。 同じ材料でお菓子を作っても、その作り方次第でできあがったものは全然違いますよね。卵、小麦粉、バター、砂糖等でお菓子は作られますが、卵の泡立て方次第で、スポンジのきめの細かさが変わってくる。材料の本質を知って、その本質に合った取り扱い方が大事なんです。

企業の魅力も同じで、魅力は何からできていて、その魅力をどうやって扱えばいいのかをきちんと知れば、商品化の方法もコミュニケーションの方法も変わってきます。本質にたどり着かない、本質が伝わらないというミス・コミュニケーションに大きな課題があると思っています。

「お客さんにはうちのいいところ伝わらないんだよね」と言ったりする方がいますが、じつはそうじゃない。本質が見えていないだけなんです。本当はいいものを持っているのに、きちんと伝え切れていない。そんなときは、すごく悔しいですね。こんなにいいのに何で伝わっていないんだろうって。

「こんなにいい魅力があるのだから、ここをこう変えるだけで、ここをこう触るだけでこんなに伝わるようになるのに」って言いたくて言いたくて。
機会があって、我々がプロジェクトに参加することができて、もう一度その商品の魅力を発見し、魅力を引き出して、それを体系化すると、「そうそう、私たちが見つけたかったのはこれ!」とか、「これが私たちの商品の魅力なんだ!」と気づいてくれる。そういうときが、「この仕事をやってきてよかった」って感じる瞬間ですね。

さらに言うと、「タッチポイント」といわれるところをデザイン、コントロールすることで、商品の魅力が消費者に直接伝わり、お客さんにすごく喜んでもらえたとき。それは客観的に見ても、誰もがやはりわかるんですね。そういう姿ができ上がったときって、本当にうれしい。パイプの中に詰まった物が飛び抜けたような、そんな感覚です。
片岡 ブレークスルーというやつですね。
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無駄を省いた魅力の本質と出会えることは最高の幸せ
澤田 何か新しいことをするというよりは、本来持っている魅力を体系化するだけで、「こんなに魅力って光輝くのかなあ」と。外から付け加えるのではなく、中にある魅力を掘り出す。ダイヤモンドの原石のように、磨いて磨いてやっと見えてくるという、その磨く作業をするのが私たちの仕事なのかなと。そう思うと、僕は本当にうれしいし、魅力を発見できることがこんなに楽しいのかと。そこに「ブランド戦略」の醍醐味があるんじゃないかなあと思っています。
片岡 なるほどね。
松林 例えば一人でやっているような会社だとか、他社と同じような商品を扱っているので魅力なんかないだろうと思っているような人でも、澤田さんの手にかかれば、魅力を掘り出してくれるんですか?
澤田 はい。会社の大きさに関係なく大丈夫です。
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魅力を見つける4つのポイント
松林 でも、なかにはどうしようもないケースもあるんじゃないですか?
澤田 どうしようもないケースというのは、中心者の本気度が低く、丸投げの場合です。中心者が本気で取り組んでいただければ、原因を見つけることは難しくないですし、対応もすぐにできます。

ブランディングの壁というか課題の原因は、ざっくりいうと4つしかないんですね。1つは、発信しているメッセージの問題。2つ目は、受け手の頭の中にあるイメージの問題。3つ目は、発信者と受信者の間にあるコミュニケーションの問題。最後の4つ目は、そもそも狙った市場の問題です。

ここをしっかり押さえて、1個1個クリアしていけば、どんな大きな会社でも、どんな小さな会社でも、どんな業態であっても必ず改革のツボを見つけることができます。そのツボをポンと押してあげることが大事なんです。そのツボを的確に捉えて、ツボの押し方を伝えるのが、専門家としてのスキルなのかなと思っています。
松林 業界別の成功へのセオリーというのはありますか?
澤田 私たちは、例えばホテルの業界だったりカフェだったりという、各業界の専門家ではないんですね。私たちの専門というのは、あくまでもブランディングのフレームワークです。ですから、業界別の成功セオリーというのは最初からあるのではなく、毎回毎回見つけていくという作業になります。 一番いいのは、その分野の専門家の方と私たちが組むことです。そうすれば適切なサポートができるのですが、それができない場合でも、私たちがお客さまにヒアリングをしたり、その業界のデータを使ったりすることで魅力を掘り出すことはできますので、そういう感じでやっていますね。

そういう意味では、前職のマーケットリサーチ会社時代に身につけたインタビュー・ノウハウやリサーチ・ノウハウがすごく活きています。また、コンサルティング会社で鍛えてもらった数字以外のブランディングのエッセンスを見つけて分析する力も、今はすごく活きていますね。

セミナー概要
1.今の仕事に就いたきっかけや思い出に残る仕事は?
2.今の仕事の魅力は?
3.不快なにおいを消臭すること、アロマを導入すること、ブランド戦略を導入することで売上増につながった事例
4.業界別「かおり」をビジネスの成功につなげる着眼点
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